カテゴリー別アーカイブ: 会員からの告知

工学院大学オープンカレッジ講座(7月期)「『夕鶴』の舞台を読み解く」(講師・佐野語郎)

会員の佐野語郎さんより、以下の講座の回覧依頼がありましたので、お知らせします。

(以下本文)
会員の皆様へ

会員の佐野語郎です。
工学院大学オープンカレッジ講座のご案内をいたします。
講座名は「『夕鶴』の舞台を読み解く」です。

私は、2001年から2009年まで、慶應義塾大学(三田)で「映画演劇論」を担当いたしましたが、そのカリキュラムの中で特に力を入れたのが、木下順二作・山本安英主演の『夕鶴』でした。1965年頃〜、お二人は本郷のYMCAを会場にして「ことばの勉強会」を主宰されていました。学生の私は何回か通い、お話に耳を傾けたものです。また当時未来社から出版されていた演出家・岡倉士朗氏の演出論集を買い求めたりもしました。今回、講座を担当するにあたり、上演映像記録とテキストによって、場面ごとに舞台の魅力を読み解きます。

7/13 舞台空間の魅力/「夕鶴」導入部
7/27 照明と音楽の詩情/展開上昇部
8/24 演出家と俳優たち/転回部AとB
9/14 各界からの評価/下降終結部
9/28 オペラ「夕鶴」と海外公演

このご案内が学生諸君へのご紹介にも結びつきましたら、大変有難いです。1回につき学生は500円、一般は2000円です。
 
工学院大学オープンカレッジ講座(7月期)
「『夕鶴』の舞台を読み解く」
講師:佐野語郎
日時:7月13日・27、8月24日、9月14日・28日(計5回)各土曜日15:00〜16:30
場所:工学院大学新宿キャンパス・中層棟4階(新宿駅西口より5分)
※詳細・申込みは、ホームページをご覧ください。

以上、よろしくお願いいたします。(佐野語郎)

西洋比較演劇研究会1月例会のお知らせ

発表のうち一つを担当なさるはずだったフランセス・コーザ氏が感染性の高い病気に罹ったため、やむなく中止いたします。かわりに、山下純照氏に発表していただきます。

期日 2013年1月26日(土)14:00〜18:00
会場 成城大学7号館2F 723教室
「ハインリッヒ・フォン・クライストの喜劇『壊れ甕』の隠されたモデル—「ルンポルトとマレート」を主人公とする謝肉祭劇との関連性—」山下純照(研究発表)

『壊れ甕』(1806年完成、1811年初版)の創作については、作者自身が“zusammengesetzt“「取り合わせて作った」という形容をしている。クライスト研究者ゼンプトナーは、そのことに触れつつ、作者が『壊れ甕』を「取り合わせて作った」際の源泉という意味で、同作とラーベナーの『諷刺的書簡集』との関連性を初めて指摘した(このことは近藤公一によって我が国でも紹介されている)。
 本発表は、『壊れ甕』のそのような源泉の一つとして、15世紀末から16世紀初頭に書かれたと推定されている“Rumpolt und Mareth“「ルンポルトとマレート」を主人公とする謝肉祭劇(以下RMSと略す)をも加えるべきである、という主張を掲げ、これを論証することを目的とする。
 『壊れ甕』とRMSとの関連性については1923年に書かれたカール・ホルの『ドイツ喜劇史』の中で既に言及されている。しかし、ホルの本は長い期間にわたるドイツ喜劇史の概観であるため、個々の作品についての詳しい分析は行なっていないし、『壊れ甕』とRMSとの間テクスト性についての分析もなく、従って間テクスト性は、ホルの本では直感的な理解にとどまっている。しかもその後のクライスト研究史において、このホルの見解は、管見の限り、忘れられてきた。
 発表の段取りは以下の通りである。まず、研究の中で『壊れ甕』の源泉として既に認定されてきた諸要素の整理を行う。これらの源泉群は、2つに分かれる。一種の裁判劇であり、その上で喜劇であり、さらに裁判官アーダムの転落だけをテーマとして持つのではなく、若い男女の婚約とそれに関するトラブルと解決をも重要なテーマとして持っている『壊れ甕』にとって、モデル性が強いと言える源泉(『旧約聖書』、ソフォクレスの『オイディプス王』、ドビュクールの油彩原作によるル・ヴォーの版画『壊れ甕』)と、モデル性が限定的または存在しない源泉(『新約聖書』、ラーベナーの『諷刺的書簡集』、ことわざ「甕も壊れるまでの水場通い」、近世オランダ史の知識、裁判ないし裁判史についての知識)である。
 次いで、RMSが、人物構成、主要な2人の登場人物の名称と性格、そして主題という3つの点で『壊れ甕』と強い類似性をもっていることを示す。劇の構造の点ではRMSは恐らく『壊れ甕』のモデルになっていない(その点ではむしろ『オイディプス王』が手本となっている)。ただ、個々の台詞のレヴェルでも、『壊れ甕』とRMSは目立った類似性をいくつも示している。
クライストはRMSをモデルとして彼の喜劇を創作するに当たって、いくつかの「ひねり」と「反転」を加え、この謝肉祭を、いわば隠し絵のごとき下敷きとして利用したと思われるのである。 

<プロフィール> やました・よしてる 成城大学文芸学部教授。専門はドイツ近・現代演劇、演劇理論。研究テーマは「演劇と記憶」。論文に「ジョージ・タボリ『記念日』の創作過程にみるユダヤ的アイデンティティーの構築 ― 最終場の決定と解釈をめぐって ― 」(『演劇学論集 日本演劇学会紀要45』2007年)、「野田秀樹の『ザ・ダイバー』における「演劇の修辞学」 ― 能『海士』との関係生 ― 」(大阪大学演劇学研究室編『演劇学論叢』11、2010年)。

「大正期新舞踊運動における一考察」岡本光代(研究発表)

大正時代の日本演劇を彩る一つの活動に新舞踊運動がある。明治37年坪内逍遙の『新楽劇論』および『新曲浦島』に端を発するこの運動は舞踊家のみならず歌舞伎俳優にも広まった。そのきっかけとなったのは二代目市川猿之助(のちの初代市川猿翁)の活動である。大正8年、半年にわたる洋行を終えて発表した『すみだ川』を皮切りに、猿之助は自身の研究団体春秋座において『蟲』などの多くの舞踊作品を発表した。そしてこのような活動に影響された多くの歌舞伎俳優がさまざまな作品を作ったことで大きな流行を見せたのである。しかし、現在ではこの時期の新舞踊運動について、またその運動がもたらしたものに触れられることはあまりないといってよいのではないだろうか。
本報告においては、二代目市川猿之助を中心とした歌舞伎俳優による新舞踊運動を、具体的にどういう上演であったのか、舞踊の内容だけではなく舞台装置や照明といった点からも検討する。そして大正期の新舞踊運動の活動、その意義、現在までの影響について考察することを目的としている。

<プロフィール>:明治大学大学院文学研究科演劇学専攻所属。研究テーマは日本演劇の近代化であり、主に大正時代の日本演劇を研究の対象としている。既発表論文に「屋根と夕日、そして狂人―十三代目守田勘弥による『屋上の狂人』上演試論」(『文学研究論集第36号』、2011)などがある。

西洋比較演劇研究会回覧

会員の根岸徹郎さんより日仏会館で開かれる講演につきまして回覧依頼がありましたのでお知らせします。

◆講演会
「錬肉工房『女中たち』上演の軌跡」
岡本章(「錬肉工房」主宰、明治学院大学教授)
                       
会場:日仏会館 5階501号室(恵比寿駅(JR)東口より徒歩8分)
日時:12月1日(土)17時30分〜19時30分

錬肉工房では2005年よりジャン・ジュネの『女中たち』の上演を試み、その後2010年、2012年とかたちを変えながら、上演が継続されてきました。今夏はルーマニア(シビウ国際演劇祭)、モルドバ(イヨネスコ劇場ビエンナーレ)での招待公演を行われたばかりです。今回は、今日に至るまでの『女中たち』 の「上演の軌跡」について、貴重な映像上映も差し挟みながら、ご講演をいただく予定です。講演は会員以外の方もご来場可能ですので、周囲の方にぜひお声をかけください(予約不要・入場無料)。

※講演会終了後、有志による懇親会を予定しております。是非ご参加ください。
問合せ先:日仏演劇協会事務局
〒101-8425 東京都千代田区神田神保町3−8
専修大学 1009研究室(根岸徹郎)気付 
Eメール office[アットマーク]sfjt.sakura.ne.jp (堀切)

西洋比較演劇研究会回覧

会員の堀真理子さんからご自身の翻訳された公演についての回覧依頼がありましたのでお知らせします。

マーティン・シャーマン作の一人芝居『ローズ』公演のご案内

2012年11月7日(水)~11日(日) (7、8、10は19:00から、9、11は14:00から)
場所 ブレヒトの芝居小屋 (武蔵関駅北口前の道を直進、新青梅街道につきあたったところの角、駅から徒歩6分)

演出 高瀬久男 (文学座)
出演 志賀澤子 (東京演劇アンサンブル)
翻訳 堀真理子

旧ソビエトの村に生まれたユダヤ人女性ローズの波乱万丈の人生の物語です。20世紀のユダヤ人の悲劇の歴史が一人の女性の人生に集約されています。

チケット取扱い TEL 03-3920-5232 FAX 03-3920-4433(東京演劇アンサンブル)
        rose.ticket@gmail.com

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西洋比較演劇研究会回覧

毛利先生よりご自身のお芝居について回覧依頼がありましたのでお知らせします。

(以下貼り付け)
西洋比較演劇研究会会員のみなさん

名取事務所によるイプセン現代劇連続上演も、この11月の「野がも」が最後になります。
学生券は2000円なので、よろしくご宣伝ください。

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西洋比較演劇研究会回覧

西洋比較演劇研究会会員の高橋慎也氏より以下の情報の回覧の依頼がありましたので、お知らせします。

(以下引用)
ドイツ語圏の演劇誌”Theater der Zeit”2011年10月号の「震災後の日本演劇」の関連記事を日本語に訳し、中大文学部のHPに掲載しています。URLは下記のとおりです。

http://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/news/contents_j.html?suffix=i&mode=dpttop&topics=15769

この中で、ドイツ人演劇研究者Wihstutz氏の記事には、国際演劇学会での毛利三彌氏の講演に関する記述もあります。

西洋比較演劇研究会回覧

会員の瀬戸宏さんより以下の情報の回覧依頼がありましたのでお知らせします。

●特別講義「中国の舞台におけるシェイクスピアの伝播と受容」

開催概要

日時 2011年12月10日(土) 15:00〜

場所 早稲田キャンパス6号館3階318室(レクチャールーム)

主催 GCOE東洋演劇研究コース

概要 講師:曹樹鈞教授(上海戯劇学院・中国シェイクスピア学会副会長)

使用言語:中国語(日本語通訳あり)

※無料、参加自由

【タイムテーブル】

15:00〜17:00 講演

17:00〜17:30 討論

http://www.enpaku.jp/event/host/event20111210.html

西洋比較演劇研究会回覧

会員の伊藤洋さんより、演劇博物館のシンポジウムに関して、回覧依頼がありましたのでお知らせします。

(以下貼り付け)
早稲田大学演劇博物館 グローバルCOEプログラム
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いつも早稲田大学演劇博物館グローバルCOEの活動にご協力をいただき、誠にありがとうございます。11月25日(金)から27日(日)にかけて開催いたします国際シンポジウム「16〜18世紀演劇の諸問題」についてご案内いたします。皆様のご参加をお待ちいたしております。よろしくお願い申し上げます。

■ 目 次 ■
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1.公開イベント

2011年11月25日(金)〜27日(日)
国際シンポジウム「16〜18世紀演劇の諸問題」

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1.公開イベント
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▼ 国際シンポジウム「16〜18世紀演劇の諸問題」
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主催:演劇博物館グローバルCOE日本劇研究コース・西洋演劇研究コース
協力:チェコセンター東京

日時:2011年11月25日(金)〜27日(日)

会場:早稲田キャンパス大隈記念講堂小講堂
http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html

URL:http://www.enpaku.jp/event/symposium/event20111125_27.html
※当初のプログラム(印刷済チラシ)から二日目のタイムテーブルに変更がございました。なお、最新の情報は上記リンクよりご確認いただけます。

【開催趣旨】
日本演劇研究コースでは、この度、西洋演劇研究コース17世紀フランス演劇演劇研究チームとの共催で、日本・東洋・西洋を通観する演劇の国際比較をテーマとして、国際シンポジウムを開催する運びとなった。本シンポジウムで討議の対象となる内容は、16〜18世紀演劇を中心に、多岐にわたる。あえてこの時代を選んだのは、多くの点で現代演劇の祖型が形成された時代だからである。

一日目は「女優の誕生」をテーマに、現代の演劇の重要な構成要素である女優がいかに発生したかについて。二日目は「劇場・舞台」をテーマに日本演劇・中国・ヨーロッパの劇場舞台の普及と展開、及び舞台装置等について。三日目は「信仰・教育と演劇」をテーマに、日本演劇における信仰から芸能への変貌の位相や、中国及びヨーロッパにおける教育と演劇との関連について。また第二日と第三日には、この時代の演劇に関わる、若手研究者による研究発表も行われる。

これらの作業を通じて、演劇の起源や形成のメカニズムについての視野が開けてくることが期待される。こうした研究は、各国によって進度はまちまちであり、研究者の数も決して多くはないが、演劇を取り巻く歴史的状況の比較研究が、演劇作品そのものの理解や解釈に役立つ可能性は非常に大きいものと確信される。
(拠点リーダー 竹本幹夫)

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【プログラム】※入場無料・事前予約不要、日本語逐次通訳あり
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第1日 2011年11月25日(金)14:00〜17:00(開場13:30)
テーマ「女優の誕生」

司会:野池恵子(GCOE研究協力者)

14:00〜14:10 開会挨拶

14:10〜14:50 戸口民也(長崎外国語大学教授)
「フランス最初の女優たち」 (日本語)

14:50〜16:05 オディール・デュスッド(早稲田大学教授、GCOE研究協力者)
Les actrices dans la presse de langue francise aux 17e et 18e sieles
(フランス語)

 

16:20〜17:00 児玉竜一(早稲田大学教授、GCOE事業推進担当者)
「御狂言師坂東三津江の残したもの――女優誕生前夜」 (日本語)

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第2日 2011年11月26日(土)10:00〜18:45(開場9:30)
テーマ「劇場・舞台」

司会:伊藤洋(早稲田大学名誉教授、GCOE研究協力者)

10:00〜10:35 青柳有利子(GCOE研究生)
研究発表「江戸時代の能役者と収入」 (日本語)

10:35〜11:10 西村光弘(GCOE研究生)
研究発表「新旧論争における音楽について―クロード・ペロー
『古代人の音楽について』」 (日本語)

 

13:10〜14:25 パヴェル・スラフコ(チェスキークルムロフ博物館館長)
The Historic Theatres on the Map of Europe (チェコ語)

14:25〜15:40 曹飛(山西師範大学准教授・戯曲文物研究所副所長)
「明清時期の神廟劇場の普及と多様性」(中国語)
※オリジナルタイトルはウェブサイトをご参照ください。

 

15:55〜16:35 橋本能(中央大学教授)
「コルネイユの仕掛け芝居『アンドロメード』と舞台機構」 (日本語)

16:35〜17:15 賀古唯義((公財)文化財建造物保存技術協会修復建築家)
「日本に於ける劇場建築構造の発達と演劇空間の変化」 (日本語)

 

17:30〜18:45 ミカエル・デプレ(上智大学准教授)
<>: contrats d’associations de comeiens
et constitution des premieres compagnies dramatiques, France-Italie
(1540-1610). (フランス語)

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第3日 2011年11月27日(日)10:00〜17:45(開場9:30)
テーマ「信仰・教育と演劇」

司会:オディール・デュスッド(早稲田大学教授、GCOE研究協力者)

10:00〜10:35 落合理恵子(GCOE研究生)
研究発表「バッチスタ・グァリーニの『忠実な牧人』(1590)における
牧人劇と悲喜劇の融合」(日本語)

10:35〜11:10 木村涼(GCOE研究生)
研究発表「市川團十郎と成田不動信仰」(日本語)

11:10〜11:45 榎本恵子(GCOE研究生)
研究発表「学校教育とラテン古典喜劇―17世紀フランスイエズス会と
ポール・ロワイヤルの場合―」(日本語)

 

13:45〜15:00 ブルーナ・フィリッピ(ペルージア大学教授)
“Le theatre des vertus: la pratique scenique jesuite entre pedagogie
et religion (XVIIe siecle)”(フランス語)

15:00〜15:40 萩原芳子(明治大学教授)
「ポール・ロワイヤルの教育とラシーヌ演劇―1671年の詩集をめぐって」
(日本語)

 

15:50〜16:30 竹本幹夫(早稲田大学教授、GCOE拠点リーダー)
「風姿花伝第四神儀篇をめぐって」 (日本語)

16:30〜17:45 王星栄(山西師範大学教授)
「清代後期から民国前期までの蒲劇芸術教育概略」(中国語)
※オリジナルタイトルはウェブサイトをご参照ください。

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早稲田大学演劇博物館 グローバルCOE「演劇・映像の国際的教育研究拠点」
◇http://www.waseda.jp/prj-gcoe-enpaku/index.html
◇メールでのお問い合わせ: gcoe-enpaku-office@list.waseda.jp
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