月別アーカイブ: 2013年5月

西洋比較演劇研究会5月例会のご案内

会場が通常と異なりますのでご注意ください。

次回例会は、先日お知らせしたように、エリカ・フィッシャー=リヒテ氏の新刊書『演劇学へのいざない 研究の課題』をめぐっての討論となります。著者は当会が主催した国際演劇研究集会に何度も参加して下さった、非常に縁の深いドイツの演劇学者です。演劇学の基礎概念とその適用に関するこの著者の近刊をめぐって、訳者を中心に討論していく予定です。

日時 5月18日(土)14:00〜18:00
場所 慶應義塾大学日吉キャンパス来往舎一階シンポジウムスペース
※予約名は「慶應演劇論研究会・西洋比較演劇研究会」です
※交通・アクセスはこちらを参照(地図の9番の建物です)

新刊書評討論
エリカ・フィッシャー=リヒテ『演劇学へのいざない 研究の基礎』山下純照、石田雄一、高橋慎也、新沼智之訳、国書刊行会、2013年4月

参加者:訳者;石田雄一(中央大学)、高橋慎也(中央大学)、新沼智之(明治大学)
    質問者;中島裕昭(東京学芸大学)、萩原健(明治大学)
     ※山下純照氏は在外研究で日本におられないため参加できません。

まずは訳者に本書の内容を簡単に説明してもらい、続いて、同著者の『パフォーマンスの美学』を翻訳した質問者のお二人から口火を切っていただき、それからフロア全体で討論をするという進行を予定しています。ドイツ語からの訳書ですので、もちろん討論が翻訳の問題に及ぶこともあるかとは思いますが、基本的には日本語レベルでの討論を、と考えております。時間もたっぷり確保しておりますので、内容の不鮮明なところの確認なども含めて、多くの質問、意見、感想が出てくることを期待しております。

《討論参加者・質問者プロフィール》
石田雄一
中央大学法学部教授。ドイツ演劇・文学。「演劇が聞こえる風景—ハイナー・ミュラーの『絵の記述』と『ヴォロコラムスク幹線路』を例に」(『近代劇の変貌』中央大学出版部、2001年所収)、「祭儀の物語性と劇性について—カロリング朝時代のミサの変化を例に」(『「語り」の諸相』中央大学出版会、2009年所収)。

高橋慎也
中央大学文学部ドイツ語文学文化専攻教授。ドイツ演劇・文学。「マルターラー演劇の「孤独」のモチーフとパフォーマンス性 : 演劇ドキュメンタリー映画『家族会議(Familientreffen)』を題材として」(中央大学ドイツ学会『ドイツ文化』67、2012年)、『テロリズムの記憶と映像芸術』(日本ドイツ学会紀要42、2008年)、『ドイツ統一後のベルリン演劇の展開』(中央大学文学部紀要100、2007年)など。

新沼智之
明治大学ほか非常勤講師。演劇学、ドイツ演劇の近代化プロセス。「ドイツ演劇の近代化の出発点—コンラート・エクホーフの試行錯誤」(『演劇の課題』三恵社、2011年所収)、「18世紀後半のドイツにおけるアンサンブル演技理念の方がと劇団規則」『西洋比較演劇研究』第12巻2号、2013)など。

中島裕昭
東京学芸大学演劇分野教授、学部表現コミュニケーション専攻・大学院表現教育コース担当。専門は現代ドイツ演劇・文学、演劇教育、パフォーマンス研究。共著に『ドラマ教育入門』、共訳に『パフォーマンスの美学』など。

萩原健
明治大学国際日本学部准教授。現代ドイツの舞台芸術(特に演出の歴史)および関連する日本の舞台芸術。共著に『村山知義 劇的尖端』、共訳に『パフォーマンスの美学』など。舞台通訳、字幕翻訳・制作・操作。